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C2はC1の後継機となるか?国産かアメリカ製か、輸送機のレベルと積載量 [軍事]

空自のC2輸送機が米子空港でオーバーラン、というニュース~

何が問題なのか?調べてみました...輸送機って、救援物資を運ぶ、

プロペラかジェットの、ずんぐりむっくりの航空機でしょう。

確か、C1というのがあって、それと米軍でも使っているC130があったと思います。

C2は、C130と同じくらいの大きさですが、C1がこれから退役していくので、

その後継機という位置づけかな?それが事故というのは...






戦後の航空自衛隊、輸送機も最初はアメリカ製


戦前は、自前で全部開発していたのに~

戦後の日本の空や航空機生産、防衛は、全てアメリカにお伺いを立ててきました。

防衛は安上がりで済みましたが、空の管制システムや飛行機の生産はちょっとマズイです。


特に、旅客機はYS-11以降、国産の航空機が無しです。

同様に、自衛隊機もほぼアメリカ製で、それを高い値段で購入してかつ改良です。

憲法や安保条約の規制のために、防衛産業が土建屋と同じで、公共事業なみです。


ヨーロッパの安い戦闘機を買いたくても、まさにアメリカファーストで来ました。

それも改良を重ね、一つ前の世代を使っています。


国産輸送機C1の就航


C1輸送機って、川崎重工業で作られて1970年に初飛行の国産輸送機です。

それまでは、米軍のカーチスC-47や国産のYS-11を使っていました。

でも、どちらも双発プロペラ輸送機で、速度は遅いです。



それで、C-1を開発したわけですが当時の記事を読むと、本当にすったもんだ~

した挙句の開発だったらしく、航空機の開発に政治がこんなにもからむのか!

と少し呆れます。


でも、その分自動車やバイクを自由に開発・生産できた訳ですから、

日本人全体を見ると、規制や制約があればそのハードルを越えて、何か器用に

結果を出している感じです。







旅客機はアメリカから購入、そしてロッキード事件


ロッキード社の旅客機購入の際、田中角栄元総理や他の政商にお金が渡ったか?

これは、中国との国交正常化のからみもあり、やり手の総理が失脚しました。

今の安倍内閣が、学校許認可で揉めているのとちがい、アメリカの航空機の口利きです。


別に、これがよかろうと言っても変ではないですが、特定の商社と結びついていたら~

丸紅がやり玉に挙げられていましたが、これがもし戦闘機や輸送機だったら?

今思うと、田中氏はまんまとアメリカの軍産複合体のワナにはめられた事が


わかりますし、今、中国ビジネスで日本人商社マンや技術者が中国政治の

犠牲になっています。


輸送機はオスプレイもそうだが、大量輸送かつ滑走路は短い場所


輸送機の宿命ですが、大量輸送したければ大きな機体で、広い滑走路です。

でも、紛争地域で攻撃をさけて飛ぶためには、輸送量をおとして、

小さな滑走路でも離着陸が可能な、小回りが利く機体がいい訳です。


自衛隊機は基本、領土内で飛ぶだけですから、小型でもいいですけど~

海外派遣がだんだん増えてくると、結構きついはずです。

C-2は、そういう意味で積載量や航続距離もかなり、増えています。



C-1の4倍の32t、2倍の5000キロでまあまあの線です。

オスプレイが、C-1とおなじくらいの積載量や航続距離なのを考えると、

C-1とC-130のユニット→オスプレイとC-2の新ユニットかなという感じです。






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米軍の戦略転換、通常戦力から特殊部隊へ、そして人手不足
タグ:防衛 国産
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米軍の戦略転換、通常戦力から特殊部隊へ、そして人手不足 [軍事]

ブッシュ政権では、通常の戦力による対テロ戦争として...アフガン戦争、

イラク戦争が勃発、そして泥沼化。

問題は、その後のオバマ政権による兵力の引き上げと、特殊部隊投入、

その長期化です。

本来なら、一時的に特殊任務につく優秀な一握りの部隊が...

繰り返しこき使われている現状、おかしいです。






兵力は元々、一時的なもので維持費が高い


だいたい常備軍って、ものすごく予算や税金を食います。

また、兵器の開発もどのメーカーでできる訳でもないし~

どの国でも重化学工業の中心の企業=軍産複合体になっています。


また、兵隊さんも徴兵制にせよ志願制にせよ、質の高い人材を集めないとダメです。

日・米はそこそこにレベルの高い人たちが集まっています。

が、発展途上国では兵隊=泥棒やヤクザ的な感じの所が多く、



国連のPKOなども、どこそこから派遣された兵士が事件を起こしたなど普通です。

さらに、過激派に元兵士として訓練された人間が加入する訳ですから、大変です。

南スーダンに派遣された自衛隊の活動で、防衛大臣が答弁に窮するのは~


本来の国連PKOの任務とはちがい、泥沼化した地域で活動する訳です。

ブラックユニットである特殊部隊の人間でも、誰が敵で誰が味方かわかりません。

そう言う地域に潜入して、普通の人間と同じ生活や仕事をしながら、


目的を達成できるとすれば、最高の兵士でしょう。


通常戦力の活用と核戦力の維持、朝鮮戦争からイラク戦争


第二次世界大戦までは、通常戦力を高めるためにいろいろと軍拡・軍縮が続きました。

ところが、冷戦が始まって核戦力を持った国々とそうでない国々で、

おのずと、国際的な外交努力や発言力に差が出てきました。


核を持つアメリカや旧ソ連、中国は直接紛争に参加せず、武器の売却や軍事顧問団

の派遣などを通じて、紛争国を支配です。

その最初が朝鮮戦争、中東戦争、アジア・アフリカ各地の独立戦争など...



ベトナム戦争、アフガニスタン侵攻、イラ・イラ戦争、湾岸戦争と続きます。

問題は、この冷戦最中にどちらも政府軍・反政府軍を支援するために、

かたや、支援した政府軍が革命で倒れ、敵であるゲリラの親玉が大統領になる~



そしてめでたく紛争終了になるケースも多かったです。

正規軍をわざわざ派遣したベトナム戦争やアフガン侵攻で、米ソとも犠牲は多く

かつ帰還しても、傷痍軍人として不満がくすぶったたり、トラウマで自殺など。


これが、ブッシュ政権までずっと続き、世界の警察官としての米軍も

かなり疲弊しました。

普通の人間が徴兵されて、普通に戦う時代ではないのにです。



ある程度訓練された兵士の中でも、さらに判断力や精神力がある一握りの人材...

が、特殊な状況で情報収集や任務につく、それもゲリラやテロリスト相手にです。






通常戦力と特殊部隊、その人手不足


核戦力は、使わない戦力でかつ維持費がかかります。

通常戦力も、今後の米軍では使わない戦力になる可能性があります。

自衛隊も、実戦投入はないまま早くも70年近く立ちます。


米軍が練度の高い軍隊を実戦投入しない理由として、その消耗率が高いし

国際的な非難を浴びるケースや、対テロに向いていないケースがあります。

自衛隊は、憲法や国内世論の反対を徐々に抑えての国際派遣です。


じゃあ、代わりに誰をどうやって派遣するか?

特殊部隊の兵士を、一般の人たちを同じかっこうで少数派遣です。

これって、怪しい人たちがいるので捕えたら、テロリストではなく...


アメリカ政府が秘密裡に派遣した特殊部隊だったと言う、笑えない話があります。

普通、そういうニュースは表に出ないように手配するのに、これまた大ニュース。

自衛隊も海外派遣の帰り、自衛隊機ではなく普通の旅客機で帰国しています。


この辺の、法制度が未整備の自衛隊と、戦略が変化して大量に特殊部隊を...

派遣せざるを得ない米軍が、どちらもニュースになっている事自体おかしいです。

戦前の中国での戦争は、日本軍と国民党軍と共産党軍とさらに地元の軍閥が争って、


それぞれ、特殊部隊で相手の軍を混乱させていました。

今、中国がえらそうに南京大虐殺を叫んでいますが、国民党軍が中国人を虐殺した

証拠が残っていた時代は、毛沢東が一切その問題を取り上げませんでした。


もう知っている人が亡くなってしまい、だから堂々と歴史を捏造しています。



通常戦力とサイバー部隊、軍の動きを止めるには


サイバー軍の創設とその任務を実行するために、どの国もネット上に軍事組織を新たに作りました。

ネット上での情報収集や盗聴はどの国でも、犯罪や防諜のために実施しています。

が、ネット上で積極的にサイバー攻撃を行い、軍事作戦を実施するのはまだ始まったばかりです。


本来は、通常の紛争が始まった時点で、相手の軍事上のインフラや通信を停止するために

行うのですが、ロシアのサイバー攻撃がアメリカの大統領選挙に影響を与えたり、

どうもネット上で、相手の国のマスコミや外交に影響を与えることも、その運用の一部に


なっているようです。

昔の各国の新聞社や通信社のトップには、相手の国のスパイの親玉が居座ってました。

今は、それと同じ結果を出すために、ネット上で偽ニュースを流すらしいですが...


これは、どこまでが本当でどこからが嘘か、誰にも判断できないレベルの話が多いです。


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自衛隊の海外の基地って?いつから、何のために?専守防衛のはずだが... [軍事]

自衛隊も海外に基地を置くようになって、はや6年・・・

そろそろ、self-defenseという表現は?おかしいかなです。

国内や国境付近のみならわかりますが、海外の邦人ならびに船舶、航空機の保護のため・・・

はるばる、アフリカの角と呼ばれる地域へ、ご苦労様です~

さて、何のためか気になります。






ジブチに基地を置く理由


アフリカのジブチに、他国の軍隊と同様に基地を置いたのって、2007年のソマリア海賊紛争の後。

憲法では、自衛隊の定義は厳格ですが、国際協力のための海外派遣です。

戦前の日本海軍はせいぜい、東南アジアまでですから・・・




戦後の自衛隊の方が、格段に活動範囲は広いですが、その分・・・法律や制度は複雑。

戦前の無計画に近い大陸支配(侵略)と違い、戦後はアメリカに習ってシビリアンコントロール。

何をやるにも国会での決議や、国連安保理事会の決定がないとダメです。

(今回の場合、2008年ごろにさかんに国連安保理事会で決定がなされました。)



国会やマスコミ対策は?


よく海外の基地を作って、野党やマスコミに叩かれなかったなぁ~と思いますが。

今回のイスラム国の騒ぎまで、そっとして置いた感じです。

海外で活動する自衛隊と、災害救助で出動する自衛隊は同じですが、役割は正反対です。





国内では国民の生活が第一で、その維持のために東日本大震災をピークに派遣されています。

海外では国際協力が第一で、何をやるにもいちいちルールを作ってからになります。

戦前で言えば、明治時代の日清戦争前の陸・海軍のような、国際法に沿う方針が大事です。






自衛隊基地も治外法権か?


とは言え、これから世界のあちこちに軍事基地を作っていくとなると・・・

沖縄の米軍基地と逆の立場になるわけで、自衛官が何かするたびに問題が起こることを想定です。

(実際に、ジブチとは日米安保条約の地位協定みたいなものを結んでいます)

それに、補給や情報管理上の問題とか、自衛官の家族や人間関係も全て、想定するって大変ですね~






国内でさえ、私用のパソコンから防衛機密がダダ漏れの、防衛省ですから・・・

海外だと、必ずスパイ活動やテロのターゲットになる危険性は十分にあります。

それに、例えば国会議員が海外視察のたびに、近くの自衛隊の基地によるなんて、絶対やります。





法整備が後手後手に回っているけど、大丈夫?


2009年6月に成立した、海賊対処法によって、具体的な法制度がスタートした訳ですが・・・

それまでは、最低限度のことしかできず、じゃあというとその代わりに

海上保安庁の巡視艇や海上保安官の方が役に立っていました。

それに、自衛官はあくまで武器を使用しての対応のみで、海賊に対する警察権はないです・・・






多国籍軍に相当するのが、第151合同任務部隊でアメリカ海軍を中心に日本を含めて9カ国参加です。

国連軍はまだないですが、どうしても国際的な協力や共通の利益を必要とする場合・・・

米・英・仏を中心に作られる傾向で、ロシアや中国は別です。

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国際テロと日本人の甘え、紛争地帯のヤバさと危険性・・・


タグ:海外基地
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