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PKO部隊でも逃げる?南スーダン情勢は予断を許さない~自衛隊も危機一髪 [紛争]

'16年に南スーダンに派遣された各国のPKO部隊、かなり大変だったようです。

日本の自衛隊も日報問題で、戦闘なのか武力衝突なのかでそのまま伏せて

おく方針だったのを、隠蔽問題やら防衛大臣の指揮監督問題まで発展して

最終的には辞任まで行きました~ところが、中国も部隊を派遣して自衛隊

にかけつけ警護されるかもと言う所までいったのですが、何やら武力勢力

目前で武器・弾薬を捨てて、逃亡を図ったらしいという事で、目下調査中

だそうです。それまでは、参加見送りだった中国軍も海外拠点も整備、

米軍や自衛隊、ロシア軍やNATO諸国なみの国際派遣を経験したいのでしょう。






PKOとPKF、直接戦闘や兵力引き離しは大変


まだ、国連軍はないのですが、国際紛争や国家が崩壊している

状態を放置すると、テロリストの拠点になったり、特定の国の

支配下に置かれることが多々あります。


それで、第二次世界大戦後の国連の役割として、紛争監視や兵力

引き離しの役目のために、各国にその分担を求めました。当然、

常任理事国はその経済力や軍事力に応じて、軍隊を派遣しています。


日本も、直接戦闘に参加しない程度の貢献を、湾岸戦争以降求めら

れているので、国会で時限立法の下で自衛隊を派遣しています。

でも、いつまでも憲法と矛盾した国際協力をしていてもまずいので


安倍内閣で憲法改正、自衛隊の国際協力や集団的自衛権の問題を

矛盾のないようにしたい方向です。

国際派遣は単独は無し、分担割合がある


国際派遣って単独ではありえないですね~何かの議決に基づき、平和の

ために派遣する訳ですから、5~20ヶ国くらいの規模でかつ当事者の

受け入れ要請があるはずです。勝手に軍隊を派遣すれば、どう贔屓目に


見ても、侵略だとか国際法に違反するとか騒ぎになります。国境を接して

いる国は、当事者になりますから除外されます。アフリカや中東、東南

アジアなどに派遣される場合、結構シビアな環境が多く、いろんな


犠牲が伴います。日本人でも、自衛官は帰国後の精神疾患による自殺、

文民では現地での事件に巻き込まれての殉職など、国際貢献も大変さ

がはっきり出ています。








例えば、シリアみたいな地域は?


シリアの国内は、シリア政府と反政府勢力、クルド勢力、ISと

四つに分かれています。ISは急速に崩壊しているにしても、

残りがすぐに和平、統一という訳には行きません。


アフガニスタンも、政府軍とタリバンに分かれて戦いが続いて

いて、ここもISの勢力が少しいます。紛争地域は、テロリスト

にとって非常に活動しやすい場所であり、逆に平和な国々では


何か不審な人たちはすぐに通報されて、活動や潜伏ができない

と言えます。日本において、オウム真理教の残党がやがて警察に

見つかるのも、協力者もいない状況だからです。

国連安保理事会の決定と当事国の要請


安保理事会の決定はかなり重いですし、さらに当事国の要請も

あったら、10ヶ国くらいで参加し多い時は20ヶ国も参加と

言うことも珍しくないです。但し、その参加国の軍隊の安全を


確保するのは、どこか他の国で守ってくれる訳でないので、全て

自分たちの命と装備で賄うしかないです。特に情けないのは、

政府軍と反政府軍の両方から攻撃されながら、停戦監視を


するような場合で、当然国連派遣監視の水色の帽子や、UN

のロゴ入りの車両がなぜか攻撃目標になったりして、これで

戦死扱いの場合、本国になんと説明したらよいか困る場面です。



アメリカ軍やロシア軍が単独で介入する場合とちがい、国連が

介入・調停する場合は米ロ両方にとってあまりメリットのない

面倒な地域が多く、日本の派遣も湾岸戦争以降始まってから、


憲法に基づき反対の勢力と憲法改正して国際貢献をする勢力に

分れていて、平成に入って国際貢献支持派がようやく過半数に

なりました。

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