タカタの倒産、笹子トンネルの崩落、経年劣化の責任は誰が取るのか? [インフラ]
エアバッグのタカタ、とうとう倒産して株価が100円を割り、
整理銘柄に~一部上場廃止予定です。
車メーカーも代わりにリコール費用を持ち、青息吐息状態での
対応、なぜこういう結果になったのか?
また、笹子トンネルの崩落や全国の橋や水道管の補修問題、
高齢社会で人口減の時代のインフラ補修コストは深刻です。
タカタは、日本のメーカーでは珍しく品質管理を放置、先送り
しました~でも、エアバッグの中身の膨らませる時の火薬の経年
劣化って、かなりレベルが高くてどれだけ経って異常破裂するのか
そのデータがなく、実際に被害報告が出て初めて調査・研究が始まった
ようです。結果として、後手後手に回りそのリコール費用がかさみ、
倒産と相成りました。
(原発の核災害ほどではないにしろ、対応が遅れてコスト増大なのは
似ています。)
ホンダやトヨタ、BMWなどがタカタ製のエアバッグを搭載していて、
業界2位のだったためにその影響力は計り知れないくらい大きいです。
最初の事故が起きた時に、まだエアバッグが原因かどうかはっきりせず
楽観していたのは事実で、またアメリカで訴訟沙汰か~くらいの感覚でした。
この時点で、かつての本田宗一郎なみの経営者がタカタやホンダ、トヨタに
いたら、結果はかなり変わっていたと断言できます。
すぐ、全車のエアバッグをはずして、別のメーカーのモノに替えるくらいの
決断を彼はやってのけたと(想像ですが...)思います。まぁ、どこのメーカー
も社長のクセに他人の判断をあてにする程度の人間しかいないから、こう
なってしまったようです。社長やCEO、大統領も含めて、その仕事は連続
した「判断」、すばやい「決断」、「被害」状況の把握、迅速な「対応」
など、そのトップの人間しかできないのに、他人まかせにしたようです。
旧民主党政権時のあの無責任さ、タカタもやってしまったようです。
車検や船検は、もうかなりの期間行われていますし、結果として
「安全性」と言う点で非常に高い評価を受けています。そして、今度
ガスや石油機器でボイラーやふろがま系の機器や電気乾燥機は、
同様の点検制度(購入10年後)を導入して、事故を防ぐ制度('12)が
スタートしました。エレベーターや遊具も、経年劣化による死亡
や重傷事故を防ぐ意味で重大事故を起こした業者名を公表するなど、
経済産業省も重い腰を上げて、業界指導を始めました~消費者庁の
発足('08)もその指導の一元化を目指しています。製造物責任法の
施行('95)と制度の強化は、結果として生産コストを押上げますが、
アメリカなどでのメーカーに対する懲罰的な判決が出る事を考えると、
日本も同じような制度がどんどん普及する流れです。
原発、ダム、橋、トンネル、道路など絶えず傷んでいますが、大規模な
補修工事は全て止めてでないとできません。現実に、点検だけで原発を
あの津波の後に止めていますし、ダムも古いダムで使えないモノが今の
日本にすこしずつ増えてきました。国土交通省でも、このようなインフラ
についての点検・資格制度についての整備の必要を感じて、各自治体に
アンケートを実施しています。結果として、見回りはしているが~
具体的な点検を行っていない自治体が半数を占め、やはり普段は
異常を認めていないが、何か起きた場合だけ対応する自治体が
多いことに驚きます。
◎この記事に関連する「インフラ」の記事◎
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車メーカーも代わりにリコール費用を持ち、青息吐息状態での
対応、なぜこういう結果になったのか?
また、笹子トンネルの崩落や全国の橋や水道管の補修問題、
高齢社会で人口減の時代のインフラ補修コストは深刻です。
タカタは、なぜ問題を放置したのか?
タカタは、日本のメーカーでは珍しく品質管理を放置、先送り
しました~でも、エアバッグの中身の膨らませる時の火薬の経年
劣化って、かなりレベルが高くてどれだけ経って異常破裂するのか
そのデータがなく、実際に被害報告が出て初めて調査・研究が始まった
ようです。結果として、後手後手に回りそのリコール費用がかさみ、
倒産と相成りました。
(原発の核災害ほどではないにしろ、対応が遅れてコスト増大なのは
似ています。)
日本の車メーカー各社も、最初は楽観
ホンダやトヨタ、BMWなどがタカタ製のエアバッグを搭載していて、
業界2位のだったためにその影響力は計り知れないくらい大きいです。
最初の事故が起きた時に、まだエアバッグが原因かどうかはっきりせず
楽観していたのは事実で、またアメリカで訴訟沙汰か~くらいの感覚でした。
この時点で、かつての本田宗一郎なみの経営者がタカタやホンダ、トヨタに
いたら、結果はかなり変わっていたと断言できます。
すぐ、全車のエアバッグをはずして、別のメーカーのモノに替えるくらいの
決断を彼はやってのけたと(想像ですが...)思います。まぁ、どこのメーカー
も社長のクセに他人の判断をあてにする程度の人間しかいないから、こう
なってしまったようです。社長やCEO、大統領も含めて、その仕事は連続
した「判断」、すばやい「決断」、「被害」状況の把握、迅速な「対応」
など、そのトップの人間しかできないのに、他人まかせにしたようです。
旧民主党政権時のあの無責任さ、タカタもやってしまったようです。
経年劣化するから車検、しない製造物は多い
車検や船検は、もうかなりの期間行われていますし、結果として
「安全性」と言う点で非常に高い評価を受けています。そして、今度
ガスや石油機器でボイラーやふろがま系の機器や電気乾燥機は、
同様の点検制度(購入10年後)を導入して、事故を防ぐ制度('12)が
スタートしました。エレベーターや遊具も、経年劣化による死亡
や重傷事故を防ぐ意味で重大事故を起こした業者名を公表するなど、
経済産業省も重い腰を上げて、業界指導を始めました~消費者庁の
発足('08)もその指導の一元化を目指しています。製造物責任法の
施行('95)と制度の強化は、結果として生産コストを押上げますが、
アメリカなどでのメーカーに対する懲罰的な判決が出る事を考えると、
日本も同じような制度がどんどん普及する流れです。
インフラは長期利用、そのための点検補修制度
原発、ダム、橋、トンネル、道路など絶えず傷んでいますが、大規模な
補修工事は全て止めてでないとできません。現実に、点検だけで原発を
あの津波の後に止めていますし、ダムも古いダムで使えないモノが今の
日本にすこしずつ増えてきました。国土交通省でも、このようなインフラ
についての点検・資格制度についての整備の必要を感じて、各自治体に
アンケートを実施しています。結果として、見回りはしているが~
具体的な点検を行っていない自治体が半数を占め、やはり普段は
異常を認めていないが、何か起きた場合だけ対応する自治体が
多いことに驚きます。
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タグ:タカタ トンネル
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