少し景気回復して人手不足、けれど人が集まらない訳は?ブラックから倒産へ [雇用]
求人倍率が上向いていますが、新卒も中途採用も集まらないそうです。
なぜか?一つはブラック企業的なイメージ、もう一つは将来性です。
誰も、給料が安く残業が多い有名企業は敬遠します。
また、女性もそのような企業に採用・派遣されて、セクハラや早期退職じゃ...
最初から応募さえしません。
さらに、インターネットや人工知能(AI)が発達して、やがて消える職業。
スマホの普及により街の本屋さんが倒産続出、出版・印刷業界も衰退です。
まず、新卒の減少ですが、これは地域差があり、大都市はなんとか集まります。
が、地方に行けば、応募してくるのは中高年の人たちばかり、当然年齢制限でダメです。
じゃあ、中途採用を中心にしようとすれば、給料に不満が出て続きません。
大手のメーカーで内勤、研究職だった人が、リストラされて、中小の販社に応募。
なんとかやって行けるかと思っても、上司や経営者と衝突し、半年後には退職。
こんな話、バブルがはじけてからずっとあり、私の身近にも腐るほどあります。
就職氷河期に社会に出た人は、保険も年金も払っていないケースが多く、
アルバイトやパートで40過ぎまで来ています。
これに対して、一律に年金制度や社会保険制度を適用しようとしている厚生労働省、
正社員比率が高く、平均寿命が70前後だった頃の社会モデルに固執しています。
正社員比率が低く、平均寿命が80を超えている現在、弾力的に運用しないで、
税金に頼る制度では当然矛盾だらけになります。
昔、昭和の時代には有名企業で給料良ければ、一次の書類選考で落とされるのが普通。
運が良くて、二次の担当者の面接まで行ければ嬉しいくらいでした。
ところが、今は有名企業=ブラックと言う恐ろしい評価が定着しています。
バブルの頃に大量採用、その後の大量リストラで社内の年齢層は、
人口ピラミッドと似ていて、釣鐘型かつぼ型になっています。
勢い、年配層はいばっていて動かない結果、若者がこきつかわれます。
普通なら何割かがやめて、のこりのタフな若手が現場の管理職になるはずでした。
ところが、採用を控えていた就職氷河期が何回かあり、気がついたら...
過労死する若者があちこちに、それでも「今の若者は~」と他人事のような対応。
厚生労働省の各地の労働基準監督署は、過労死110番を設置~
明らかに会社が原因の自殺には、労災認定を始めました。
ここで、弁護士さんや労基署の担当者が考えているのは...
昭和の時代も仕事が原因で自殺した方々は、ある一定数いらっしゃいます。
だけど、会社は責任を取らず、単に病死や精神疾患扱いだったはずです。
そして、のこされた家族の無念さは、「パパは会社に殺された」という声。
「やめればいいじゃない~」というのは無責任な人の発言で、
普通、代わりの人がみつかるまでは、みんなどの方も継続して勤めます。
見つからないまたは採用しないことが近頃増えてきて、やめる自由が侵害された結果、
電通のような事件に発展していきます。
昭和の時代は年功序列で春闘賃上げ、平成に入ってからデフレでリストラ...
出向先、派遣先にそのまま移籍して、給料や年収半減でやってられないというぼやき。
定年退職した方々は、退職金の大幅減額や年金減額に集団訴訟に発展。
なぜこうなってしまったかと言う疑問、だれでも持っています。
これは、明らかに昭和の高度成長期の雇用モデルが、ずっと何十年も続くと過信した
その結果で、実際はどの国も30年続いた試しはないです。
戦前のヨーロッパ、戦後のアメリカ、70年以降の日本、90年以降の韓国や台湾...
今の中国でさえ東京オリンピックまで雇用を維持するのは、難しいです。
銀行の窓口やスーパーのレジから、若いおねえさんが消えて久しいです。
この間、トイレ掃除のオバサンといっしょに若い女性が補助でやって来て...
少し悲しくなりました。
ヨーロッパも、アメリカも難民であふれています。
トランプ政権がこれを受け入れないという方針を示して、大騒ぎです。
しかし、日本は戦前、朝鮮半島や台湾からの移住を受け入れて、戦後もそのままです。
かつ、外地からの日本兵の復員、移民した日本人の強制引き揚げで、戦後を迎えました。
高度成長期以降は、外国人を受け入れる政策を極端に制限して、むしろ日本人の
外国への移民を奨励してきました、特にハワイや南米へは戦前もかなりしてます。
話はそれますが、戦前の朝鮮半島や台湾の方々の「強制移住」については誤解されています。
「捏造」までは行かないですが、食うや食わずで日本に渡ってきた話ではなく、
進んで内地(日本)にやって来て一旗あげる式の話や、朝鮮人の密航事件が毎年のように
当時の大阪朝日新聞に載っています。
その朝日新聞が、戦後は強制移住について報道しているので、じゃあ、戦前の密航報道は
全て誤報かよ!って、つっこみを入れたくなりますが...
さて、日本もいよいよ東南アジア出身者を、女性は介護士や看護師で受け入れ、
男性も言葉の心配はあるけれど、就学生として受け入れ始めました。
しかし、日本語学校の学生として受け入れ、実態はタダ働き的な問題が隠れてます。
難民ダメ、単純作業しかできない労働者もダメ、何らかの技術を持った方のみ~
AI搭載のロボットを増やして、外国人の受け入れは制限するのが日本らしいです。
◎この記事に関連する「労働」の記事◎
ワタミは、ブラック企業か?過労死裁判の闇、やめる自由はないのか?
なぜか?一つはブラック企業的なイメージ、もう一つは将来性です。
誰も、給料が安く残業が多い有名企業は敬遠します。
また、女性もそのような企業に採用・派遣されて、セクハラや早期退職じゃ...
最初から応募さえしません。
さらに、インターネットや人工知能(AI)が発達して、やがて消える職業。
スマホの普及により街の本屋さんが倒産続出、出版・印刷業界も衰退です。
求人倍率が上向いても、人手不足な訳
まず、新卒の減少ですが、これは地域差があり、大都市はなんとか集まります。
が、地方に行けば、応募してくるのは中高年の人たちばかり、当然年齢制限でダメです。
じゃあ、中途採用を中心にしようとすれば、給料に不満が出て続きません。
大手のメーカーで内勤、研究職だった人が、リストラされて、中小の販社に応募。
なんとかやって行けるかと思っても、上司や経営者と衝突し、半年後には退職。
こんな話、バブルがはじけてからずっとあり、私の身近にも腐るほどあります。
就職氷河期に社会に出た人は、保険も年金も払っていないケースが多く、
アルバイトやパートで40過ぎまで来ています。
これに対して、一律に年金制度や社会保険制度を適用しようとしている厚生労働省、
正社員比率が高く、平均寿命が70前後だった頃の社会モデルに固執しています。
正社員比率が低く、平均寿命が80を超えている現在、弾力的に運用しないで、
税金に頼る制度では当然矛盾だらけになります。
有名企業でも人が集まらない原因、出世すると家庭ボロボロ
昔、昭和の時代には有名企業で給料良ければ、一次の書類選考で落とされるのが普通。
運が良くて、二次の担当者の面接まで行ければ嬉しいくらいでした。
ところが、今は有名企業=ブラックと言う恐ろしい評価が定着しています。
バブルの頃に大量採用、その後の大量リストラで社内の年齢層は、
人口ピラミッドと似ていて、釣鐘型かつぼ型になっています。
勢い、年配層はいばっていて動かない結果、若者がこきつかわれます。
普通なら何割かがやめて、のこりのタフな若手が現場の管理職になるはずでした。
ところが、採用を控えていた就職氷河期が何回かあり、気がついたら...
過労死する若者があちこちに、それでも「今の若者は~」と他人事のような対応。
厚生労働省の各地の労働基準監督署は、過労死110番を設置~
明らかに会社が原因の自殺には、労災認定を始めました。
ここで、弁護士さんや労基署の担当者が考えているのは...
昭和の時代も仕事が原因で自殺した方々は、ある一定数いらっしゃいます。
だけど、会社は責任を取らず、単に病死や精神疾患扱いだったはずです。
そして、のこされた家族の無念さは、「パパは会社に殺された」という声。
「やめればいいじゃない~」というのは無責任な人の発言で、
普通、代わりの人がみつかるまでは、みんなどの方も継続して勤めます。
見つからないまたは採用しないことが近頃増えてきて、やめる自由が侵害された結果、
電通のような事件に発展していきます。
昔は給料がよく将来性も、今はブラックかつ衰退
昭和の時代は年功序列で春闘賃上げ、平成に入ってからデフレでリストラ...
出向先、派遣先にそのまま移籍して、給料や年収半減でやってられないというぼやき。
定年退職した方々は、退職金の大幅減額や年金減額に集団訴訟に発展。
なぜこうなってしまったかと言う疑問、だれでも持っています。
これは、明らかに昭和の高度成長期の雇用モデルが、ずっと何十年も続くと過信した
その結果で、実際はどの国も30年続いた試しはないです。
戦前のヨーロッパ、戦後のアメリカ、70年以降の日本、90年以降の韓国や台湾...
今の中国でさえ東京オリンピックまで雇用を維持するのは、難しいです。
銀行の窓口やスーパーのレジから、若いおねえさんが消えて久しいです。
この間、トイレ掃除のオバサンといっしょに若い女性が補助でやって来て...
少し悲しくなりました。
外国人の採用と、ロボットやAIに置き換え可能か?
ヨーロッパも、アメリカも難民であふれています。
トランプ政権がこれを受け入れないという方針を示して、大騒ぎです。
しかし、日本は戦前、朝鮮半島や台湾からの移住を受け入れて、戦後もそのままです。
かつ、外地からの日本兵の復員、移民した日本人の強制引き揚げで、戦後を迎えました。
高度成長期以降は、外国人を受け入れる政策を極端に制限して、むしろ日本人の
外国への移民を奨励してきました、特にハワイや南米へは戦前もかなりしてます。
話はそれますが、戦前の朝鮮半島や台湾の方々の「強制移住」については誤解されています。
「捏造」までは行かないですが、食うや食わずで日本に渡ってきた話ではなく、
進んで内地(日本)にやって来て一旗あげる式の話や、朝鮮人の密航事件が毎年のように
当時の大阪朝日新聞に載っています。
その朝日新聞が、戦後は強制移住について報道しているので、じゃあ、戦前の密航報道は
全て誤報かよ!って、つっこみを入れたくなりますが...
さて、日本もいよいよ東南アジア出身者を、女性は介護士や看護師で受け入れ、
男性も言葉の心配はあるけれど、就学生として受け入れ始めました。
しかし、日本語学校の学生として受け入れ、実態はタダ働き的な問題が隠れてます。
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