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ヨーロッパ社会、イスラム難民の増加と経済発展~今そこにある変化 [社会]

ヨーロッパは、異民族の歴史とともに難民の歴史でもあるのが、ここ2~3年でわかります。

パリのテロもその延長にあり、治安の維持と難民の受け入れのバランスをどう取るのか?

難民に紛れて、その国に侵入しある日突然活動を開始する。中国や日本では・・・

外国人に対する監視が厳しいし、難民受け入れに積極的ではありません。

「郷に入りては郷に従う」~このことわざ、ヨーロッパでは無いように見えます。






難民の発生と越境


日本でも中国でも、生活が貧しくて他の地域や地方に引っ越す、というケースはあります。

でも、少数民族だからとか、政治的に迫害されたからという理由で・・・

何千人から何万人単位で、放浪の旅に出発して、別の地域に「脱出」という歴史がありません。


その国や地域にいても、親・兄弟を殺されるとか一族を根絶やしにされる恐怖~

それも、無条件で・・・ある日突然としたら、これは「難民」として脱出するしかありません。

少数民族の集合体の地域や国では必ず起こります。



ここ2~30年で、イスラエルや旧ユーゴスラビア、アフガニスタンやイラク・・・

今、そこにある危機として、シリア難民です。

また、アフリカでも紛争地域では、万人単位で発生中です。


政府や自治組織も民族で「多数派」が占めている場合、「少数派」の民族が自発的に難民化します。

殺されるか、人間として尊厳を傷つけられるか「きっかけ」はいろいろです。

差別とか迫害とかで、行政レベルでの扱いではなく、日常生活レベルで人間扱いされなければ・・・


助けをもとめて、新天地に引っ越します。

日本の「村八分」という差別は、火事や葬儀はおつきあいするし、最低喧嘩しない程度の関係です。

これが、少数民族の差別というと、殺人や強姦が毎日あり、かつ警察も見て見ぬふりです。


日本人の差別のレベルは、イジメやイジる程度です。

世界の差別のレベルは、目の前で親兄弟が殺されたり、レイプされてサラし物になります。

少数なら受け入れるが・・・


難民を「少数」なら受け入れると、日本政府は発表しています。

これは、緊急性の高い万人単位の難民を受け入れるのではなく・・・

あくまで、政治亡命レベルの数人から数十人を厳格な審査の下に、一時的いいですと言う姿勢です。


日本には、100年前の日韓併合、辛亥革命当時から、大量の朝鮮人や中国人が来ています。

一部、日本国籍を取得したり、まだ中国籍や韓国籍のままの人たちもいます。

この人たちの存在が「在日」ですが、経済的にも文化的にも・・・


本国の韓国人や中国人よりも高いレベルで、パチンコ業界や芸能界では大きい存在です。

政治的にも、民主党や社民党の支持層になっていますから・・・

もっと、難民受け入れには積極的になってもおかしくないですが、実際は冷たい対応です。








治安維持の低下と自治組織


宗教や生活の仕方が違う人間を、そのまま同じ国民や民族として、一時的に扱えるか?

壮大な社会実験ですが、いつの時代でも失敗しています。

イギリスは植民地政策として、かなりゆるい統治を基本にしながら、徴税や治安を維持しました。


結果的に、二重の基準でそれぞれの民族をだまして、紛争の種を作って放置です。

日本は逆に領土になった地域に、中央集権的な統治を基本にしながら、教育や制度を押し付けました。

結果的に、台湾ではうまく行きましたが、他の地域では文化や伝統を否定して、恨まれています。


難民が何を望んでいるのか?何から逃げたいのか?難民の政治的なリーダーは?

これらのデータが、統治側に大量にあり参考資料になって、治安維持に使えればいいですが・・・

実際、難民を泥棒あつかいや、犯罪者扱いしかしていない国や地域は多いです。


具体例として、昔のユダヤ人やジプシーの扱いは、難民差別や扱いを端的に表しています。

経済発展と単純労働


経済の発展は、単純で安い労働を誰にさせるかです。

今は、計算はパソコン、単純作業はロボットに置き換えつつ、まだ危険な作業など・・・

人間がこなさなければならないものが、残っています。


じゃ、それを難民や移民にやらせてうまくいくかと言えば、半々です。

アメリカでは永住権を手に入れるために、軍隊に入隊するやり方があります。

日本では基本的に、高学歴でなにか技術を持った人間でないと国籍は取れません。


つまり、カネがなくて技術もない人間が、何か犯罪やトラブルを犯せば・・・

国民なら刑務所か精神病院行き、移民や難民なら本国へ強制送還になります。

難民や亡命した人間を、荒れた母国を送り帰すことを日本政府は平気でやります。



明らかに強制収容所送りの人間が、難民で国外へ脱出した時に選択肢はあります。

① 母国へ送り帰され、収容所へ閉じ込められるか処刑される

② 亡命や難民受け入れ先を探し、許可が出たら移動する


③ 外国の知人や身内に一時的に身を寄せて、数年待機する

④ 難民グループとして、永久に放浪の旅を続けて迫害される

今回のシリア難民の場合、数がかなり多いうえにテロリストも多数混じっています。


この国際的な混乱にいい答えは出ませんが、どの国も甘い対応は無理でしょう。

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