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障害者施設襲撃犯に欠けていた心の闇、正常な人間ほど弱者に対して冷たい心理 [身障者]

植松聖被告の手記を読むと、いくつか健常者としての優越感と、だからこうだ式

の言い訳が読み取れます。でも、弱者を保護しようと叫ぶ人たちも、心の中では

植松被告と同じ発想をして、実際に身障者を邪魔者扱いしている人たちが多い

です。よく他人の痛みを理解してよりそう事が大切といいますが、そういう人に

限って自分のペースが乱されると、烈火のごとく怒ったり乱暴な対応をします。







健常者と身障者はいっしょがよい


健康な人間は、身障の方のどういう状態が大変かを知る機会

が身近にあった方がいいです。私の近所には、足が悪くずっと

家の中で暮らしていた方がいらして、本当に何をするにも


這って家事労働をしておられたので、いろいろ子供の頃から

大変だな~と肝に銘じていました。その方がついこの間亡く

なって、葬儀の時に自分でもその方の人生を自然と考えて


いたことに気がつきました。つまり、弱者の方の事を自然に

考える環境の中で育っていたことを、改めて実感したのでした。

若い時はみんな健常者、年をとればみんな弱者


子供の頃は、遊びと勉強、スポーツとゲームだけの毎日で、

でもおうちの手伝いとか親の仕事の手伝いとかしていれば、

少しは大人の大変さや仕事の複雑さが理解できます。


ふだんは威張っている親が、特定の相手にはへいこらするのを見て、

変だな?とかオカシイ~と感じて、その訳を知りたがります。

子供でも大人でも、弱い人たちには一定の距離をおいて付き合う



ように、小さいころ教わりました。助けても手伝ってもいいが、

本人が望んでいない事をするのは、とても失礼で自分勝手な事だ!

と親に言われて、弱者に対してはよく理解して、できることが


なければじっと見守ることが大切ということを、知りました。

そこには世界が違いので、やっていいことと悪いことの差が

かなりあるのを、子供の時に知っていたことになります。








近所でも、学校でも、職場でも


私が子供のころ、近所は年寄りだらけで、2~3年に一度は

お葬式でバタバタしていました。また、学校でも、生活が

大変でお風呂にも入らない子や、勉強を全然しない子が何人


かいました。大人になって、会社勤めを始めてから、会話が

できず何を言っているかわからないお客や、黙って何も指示

を出さない先輩がいました。


でも、自分の親はそういう相手に対して、相手の様子をよく

見て困っていると思ったら、手伝いなさいとよく言ってました。

「困った時は、お互いさま~」という言葉が、よくそういう


場面で出てきます。



学校と老人ホームは近い方がよい


小学校や保育園は、先生と事務職員以外は、子供たちだけです。

毎日が、初めてのことを経験する若者であふれていますし、

中にはやり方がわからずに粗相をする子や、自分勝手にいばる


悪がきやぶりっ子のお姫さまもいます。さて、老人ホームを

この保育園や小学校のそばに建てたら、どういうことが起こる

でしょうか?最初は、ジジ・ババ怖いとか子供たちがうるさいとか


お互いが相手を敵視するでしょうけど、だんだん、世代のちがい

を乗り越えて理解しようとするきっかけが出てきます。子供の日や

敬老の日に、お互いが訪問して何か話でもいいし、いっしょに食事


でもいいです。結構、お互いがいろんな話できると思いますが、時代

がずれていて食い違いがでる場合もあります。この機会が、各地で

都市化の波にもまれている地域で特に、失われています。



私は逆に、小学校の時に、地域の年寄りに敬老の手紙を配って歩いた

経験や、近所の年寄りに聞いて作文をさんざ書かされたことがあるので、

なんて自分たちとちがう生活や子供時代を送ったのだろうと


思いました。今、そのご老人たちはみんなお墓の下で、見守っている

のですが、思い出話にどこどこの爺さんはこうだったと、30年立っても

エピソードに事欠きません。



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