ジェネリック薬品とジェネリック家電、似ているけど意味は? [医療]
ジェネリック薬品ってマイナーな薬品メーカーが、例えば大正製薬や
武田薬品、三共製薬などの有名な薬を、まねて作る薬というイメージが
あります。が、実際は特許の切れた薬品をいろんなメーカーが増産する
感じで、安いし安全だし大量に売れるとのことです。高い薬は、副作用
がどの程度かわからないし、効くからと言われてせっせと人体実験
されているのに、患者であるジジ・ババは有り難がっている現実があり
ます。また、似たような言葉でジェネリック家電というモノがあり、
なんとも複雑な世の中になりました~
風邪薬に大正製薬の「パブロン」があります。この薬、多少くせが
あって特定の患者が服用すると、副作用が少し出ます。私は、この
TVのCMで有名な薬を大人になって、それも花粉症と風邪の鼻炎で、
夜中に布団が鼻水と鼻血で汚れてしまった時に、初めて服用しました~
効果てきめんで、飲んだ瞬間に鼻水も鼻血もぴたっと止まり、スゴイ!
と驚きと安堵で朝までぐっすり寝てしまいました。何せ、ティッシュ
ペーパーが鼻水と鼻血まみれですぐゴミ箱がいっぱいになり、これって
ヤバいよ~と恐れ戦(おのの)いていたのですが、この日から「パブロン」
教の信者になり、鼻炎や花粉症の友人・知人に布教し始めました。
それから3年が立ち、お陰で懐にはパブロンゴールドの金色の薬包紙が
二つばかり...ちょっと鼻水がでたり、あれ?鼻血かなという真冬の午後
に結構消費して一日に二包みくらい飲んでいました~当然、一か月の
パブロン代は1000~2000円くらいで、これが11月から5月くらいまで
ずっと続くと、結構別の意味で懐に応えます。じゃあ、似たようなお薬
は?と探すと、「ツルハ」や「福太郎」ですぐ隣の棚に成分は同じで、
値段が3割引きのパブロンぱくり製品が置いてありました~これだ!
と手に取り、さっとレジに走り買ってみました。美味い!ではなく
同じ味で少し苦くて、少し臭い~あのパブロンゴールドと同じ感じです。
だめだ~パブロン中毒になっていると反省し、今度は安いそのジェネリック
薬品を一日置きに飲むことにしました。これだと、一か月700~1000円で済み
懐も温かく、一石二鳥です。さらに、頭痛薬の「バファリン」にもジェネ
リック薬品があるらしく、商品名も似ています。さて、このジェネリック薬品、
なぜ今頃さかんに宣伝されるようになったか?訳があるのですが、製薬業界は
常に治験データを欲しがっています。万が一副作用の強いまたは別の病気に
なってしまう薬を作ってしまう事があります~
薬害エイズで超有名になったミドリ十字、アメリカで禁止の血液製剤を
日本でそのまま製造、その後の裁判の展開は当然有罪で、メーカー幹部の
謝罪会見と厚生省の担当部署も責任を問われ、同じように謝罪していました。
薬品メーカーって、重化学工業の一部門で産業や医療に必要な薬剤を大量に
製造・販売しています。けれど、中には副作用がわからない薬品も多数あり、
後で問題になるモノが1970年代以降たくさんでてきました。だいたい、一世代
から二世代経って副作用の正確なデータが得られます。よく、小動物で実験して
猿で試して、人間に投与して、それでもデータにバラつきがある場合が普通です。
とりあえず、死なない程度の薬ができた訳ですが、アレルギーやら副作用やらの
データはどの有名製薬メーカーも喉から手が出るほど欲しいし、早く患者に投与
して~とつきあいのある医師に勧めます。かくして、医薬品メーカーと現場の
医師それに許認可する厚生労働省の癒着が始まります。
万が一、その薬で副作用が激しくでたり、場合によって死亡したりすれば、すぐ
その癒着が問題になりますが、ある程度は誤魔化せます。患者は助からない末期
状態だった、特異体質で通常では問題ない、看護師がまちがえたなど、あらかじめ
証拠まで残しておく周到さがどの大病院の権威ある医師たちにもありました。
ところが、アメリカではそういう医療と製薬業界の癒着を専門に扱う弁護士たち
が出てきて、そういったメーカーから懲罰的に損害賠償や慰謝料をふんだくる
強者や敏腕ロイヤーたちが登場しました。ところが、日本の情けない弁護士たちは
そんな畏れ多いことはせずに、細々と仕事をしておりました~アメリカでの裁判で
だめな事は、十年後日本でも同じ判決がでます。この十年というタイムラグを利用
して、役人も医師もメーカーも対策を練りますが、あの薬害エイズは恐ろしく速く
日本の裁判所も対応し、ちょっと恰好よく映りました。結果的に、無罪や無責になる
はずのメーカーや役所の責任が問われたレアケースでした~
白物家電、昔はほとんどの日本のメーカーで作っていました。
今は、だいたい韓国や中国、台湾のメーカーでつくっています。
理由は、日本製は壊れないし故障も少ないが高いからで、だんだん
敬遠されて行き、代わりに洗濯機ならデーウでもとか、TVや
パソコンなら台湾製でもとか、冷蔵庫なら中国製でもいいや~
という選択になって行きました。
パナソニックや日立、東芝製の半額から7割引きで同じ品質や
デザイン、機能がついていて、田舎や都会のホームセンターで
置いてあったら、普通は買いますね~
さて、本題に戻りますが、日本の白物家電メーカーもぼちぼち
近隣諸国の家電メーカーに反撃する機会をねらっていました。
それが、この「ジェネリック家電」戦略で、デザインや機能を最低限に
まで落としていわゆるセコンドハンドレベルで低価格を実現した
製品体制のことを指します。今まで、東芝の技術や品質は韓国や
中国などに流出していましたが、それを国内の中小メーカーに振り
分けることによって実現した製品です。当然、東芝や日立レベルの
家電製品が何と、韓国や中国製品に対抗できる価格まで下げられて
販売されています。具体的には、電子レンジや小型液晶TV、扇風機
などで、3000~8000円程度の価格を実現しています。家電量販店で、
競争して価格破壊がされても元が取れるのは、こんなしくみからです。
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ウイルスって不思議な存在~エボラもiPSも関係している・・・
武田薬品、三共製薬などの有名な薬を、まねて作る薬というイメージが
あります。が、実際は特許の切れた薬品をいろんなメーカーが増産する
感じで、安いし安全だし大量に売れるとのことです。高い薬は、副作用
がどの程度かわからないし、効くからと言われてせっせと人体実験
されているのに、患者であるジジ・ババは有り難がっている現実があり
ます。また、似たような言葉でジェネリック家電というモノがあり、
なんとも複雑な世の中になりました~
有名薬品メーカーの薬は効く?
風邪薬に大正製薬の「パブロン」があります。この薬、多少くせが
あって特定の患者が服用すると、副作用が少し出ます。私は、この
TVのCMで有名な薬を大人になって、それも花粉症と風邪の鼻炎で、
夜中に布団が鼻水と鼻血で汚れてしまった時に、初めて服用しました~
効果てきめんで、飲んだ瞬間に鼻水も鼻血もぴたっと止まり、スゴイ!
と驚きと安堵で朝までぐっすり寝てしまいました。何せ、ティッシュ
ペーパーが鼻水と鼻血まみれですぐゴミ箱がいっぱいになり、これって
ヤバいよ~と恐れ戦(おのの)いていたのですが、この日から「パブロン」
教の信者になり、鼻炎や花粉症の友人・知人に布教し始めました。
マイナーな薬品メーカーの同じ成分の安い薬
それから3年が立ち、お陰で懐にはパブロンゴールドの金色の薬包紙が
二つばかり...ちょっと鼻水がでたり、あれ?鼻血かなという真冬の午後
に結構消費して一日に二包みくらい飲んでいました~当然、一か月の
パブロン代は1000~2000円くらいで、これが11月から5月くらいまで
ずっと続くと、結構別の意味で懐に応えます。じゃあ、似たようなお薬
は?と探すと、「ツルハ」や「福太郎」ですぐ隣の棚に成分は同じで、
値段が3割引きのパブロンぱくり製品が置いてありました~これだ!
と手に取り、さっとレジに走り買ってみました。美味い!ではなく
同じ味で少し苦くて、少し臭い~あのパブロンゴールドと同じ感じです。
だめだ~パブロン中毒になっていると反省し、今度は安いそのジェネリック
薬品を一日置きに飲むことにしました。これだと、一か月700~1000円で済み
懐も温かく、一石二鳥です。さらに、頭痛薬の「バファリン」にもジェネ
リック薬品があるらしく、商品名も似ています。さて、このジェネリック薬品、
なぜ今頃さかんに宣伝されるようになったか?訳があるのですが、製薬業界は
常に治験データを欲しがっています。万が一副作用の強いまたは別の病気に
なってしまう薬を作ってしまう事があります~
アメリカで禁止なのに、日本で使われていた薬
薬害エイズで超有名になったミドリ十字、アメリカで禁止の血液製剤を
日本でそのまま製造、その後の裁判の展開は当然有罪で、メーカー幹部の
謝罪会見と厚生省の担当部署も責任を問われ、同じように謝罪していました。
薬品メーカーって、重化学工業の一部門で産業や医療に必要な薬剤を大量に
製造・販売しています。けれど、中には副作用がわからない薬品も多数あり、
後で問題になるモノが1970年代以降たくさんでてきました。だいたい、一世代
から二世代経って副作用の正確なデータが得られます。よく、小動物で実験して
猿で試して、人間に投与して、それでもデータにバラつきがある場合が普通です。
とりあえず、死なない程度の薬ができた訳ですが、アレルギーやら副作用やらの
データはどの有名製薬メーカーも喉から手が出るほど欲しいし、早く患者に投与
して~とつきあいのある医師に勧めます。かくして、医薬品メーカーと現場の
医師それに許認可する厚生労働省の癒着が始まります。
万が一、その薬で副作用が激しくでたり、場合によって死亡したりすれば、すぐ
その癒着が問題になりますが、ある程度は誤魔化せます。患者は助からない末期
状態だった、特異体質で通常では問題ない、看護師がまちがえたなど、あらかじめ
証拠まで残しておく周到さがどの大病院の権威ある医師たちにもありました。
ところが、アメリカではそういう医療と製薬業界の癒着を専門に扱う弁護士たち
が出てきて、そういったメーカーから懲罰的に損害賠償や慰謝料をふんだくる
強者や敏腕ロイヤーたちが登場しました。ところが、日本の情けない弁護士たちは
そんな畏れ多いことはせずに、細々と仕事をしておりました~アメリカでの裁判で
だめな事は、十年後日本でも同じ判決がでます。この十年というタイムラグを利用
して、役人も医師もメーカーも対策を練りますが、あの薬害エイズは恐ろしく速く
日本の裁判所も対応し、ちょっと恰好よく映りました。結果的に、無罪や無責になる
はずのメーカーや役所の責任が問われたレアケースでした~
ジェネリック家電とは?
白物家電、昔はほとんどの日本のメーカーで作っていました。
今は、だいたい韓国や中国、台湾のメーカーでつくっています。
理由は、日本製は壊れないし故障も少ないが高いからで、だんだん
敬遠されて行き、代わりに洗濯機ならデーウでもとか、TVや
パソコンなら台湾製でもとか、冷蔵庫なら中国製でもいいや~
という選択になって行きました。
パナソニックや日立、東芝製の半額から7割引きで同じ品質や
デザイン、機能がついていて、田舎や都会のホームセンターで
置いてあったら、普通は買いますね~
さて、本題に戻りますが、日本の白物家電メーカーもぼちぼち
近隣諸国の家電メーカーに反撃する機会をねらっていました。
それが、この「ジェネリック家電」戦略で、デザインや機能を最低限に
まで落としていわゆるセコンドハンドレベルで低価格を実現した
製品体制のことを指します。今まで、東芝の技術や品質は韓国や
中国などに流出していましたが、それを国内の中小メーカーに振り
分けることによって実現した製品です。当然、東芝や日立レベルの
家電製品が何と、韓国や中国製品に対抗できる価格まで下げられて
販売されています。具体的には、電子レンジや小型液晶TV、扇風機
などで、3000~8000円程度の価格を実現しています。家電量販店で、
競争して価格破壊がされても元が取れるのは、こんなしくみからです。
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タグ:パブロン ジェネリック
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