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インフォーメーションをインテリジェンスに加工できる人間は少ない、情報機関も人 [情報]

トランプ大統領がアメリカ政府の情報機関とうまく行っていないというニュース、

この情報自体がかなり含みのあるインテリジェンスかな?と思います。イスラエル

もアメリカも共通点があり、どちらも情報機関に国運をかけていて、世界中に諜報網

を維持し自国に不利な動きがあるや、すぐ次の一手をあらゆる手段で行使してきます。

それに「ぬかり」も「ぶれ」ないのですが、そうは言ってもその情報を信頼して、全

世界に命令を下せるのは、合衆国の大統領ただ一人です。








インフォメーションのまま報告


簡単な例として、交通事故を上げます。

高速道路上で、何台も連ねた多重追突事故が起きたとします。

ただ、どこどこで事故が起きました、原因はトラックの居眠りでした。



これだけだと、よくある事故で誰も気にしないベタ記事で終わり

ます。でも、これが沖縄の反基地運動のすぐそばでしたとか~

東京近郊の米軍基地の近くでした~という、地理情報に付加


があると、関係者でこれは何か事件がらみかと疑問が生じます。

ある情報(インフォメーション)に別の情報を加えて、特殊な

情報(インテリジェンス)にして行く過程を、情報の加工と


言います。これが、常にできる人は優秀な部下であり、有能な

上司になれます。よく報告しても取り上げてもらえないとか、

早く言えとか怒られる人がいますが、情報のまま加工せずに


だらだら報告を上げているのではないかと思います。上記の

追突事故、事故自体は全国で何百件も起きていますが、特定の

場所で特定の被害状況だと、警察だけでなく自衛隊、大使館や


米軍関係者まで出てくることがあります。

インテリジェンスで報告


情報機関では、誰がいつどこでどういう行動、どういう発言をしたか

を記録して、その評価、影響まで記録します。一つ一つの行動に、

幾つかの表裏の側面があるのは、どんなことでもそうですが~



それを冷静に評価・判断する機関は、あまりないです。ところが、

アメリカは15の情報機関を束ねて、大統領の目や耳の代わりを

しています。イスラエルも国は小さくても、やっていることは


合衆国と同じで国家・国民の存続を第一に、情報機関を最大限

に活用しています。この二つの国は、インテリジェンスの考え方

を組織の隅々にまで行きわたらせて、情報を加工し生きた諜報


として、毎日の政策や緊急の対応に生かします。これが、トランプ

政権になってから、少しおかしな状況になってきたようです。






よく日本では情報がダダ漏れと言われる


戦前の日本の社会は、伝える情報と隠すべき情報をきちんと分けて

隠す場合は徹底して表に出しませんでした。今は、偵察衛星やレーダー

があるので空から丸見えだと無意味ですが、昔は山奥の誰も来ない場所


や無人島のどこかに秘密の場所がたくさんありました~ところが、戦後

は隠すことが悪いことだとの風潮で、何でもオープンにしてべらべら

しゃべったり、SNSの普及ですぐ通報したりす傾向が強いです。


特に、日本に来た外国人はあまり無防備な日本の社会に一様に

驚きます。他の国では、ほんの少し撮影しただけで、急に警備員

や警官、憲兵が現れ、撮影したカメラやスマホを没収という事が


あります。(これが普通であり、日本が少し異常な社会です。)

経済と政治の世界では、情報の価値が180度ちがう


トランプ大統領のやり方は、あくまでトランプ商店やトランプ株式会社の

感覚で、何かあると個人の能力で対応すれば、ムダなく早くできるという

思い込みがあります。これは、戦前のアメリカ政府やアメリカ軍にも似た


ような、スタンドプレイ(目立ちたがり屋)専門の政治家や軍人がいて、

やはり最初はうまく立ち回っても最後は失脚や追放されて行きました~

お金持ちが少しがんばれば、世界を政治的に支配できるほど、世界の政治


や軍事は甘くないことを、この半年でトランプ政権はイヤというほど経験

しています。それほど、世界中の情報が飛び交う中から、大事な情報を

インテリジェンスに加工する人間を軽んじている現実は、混乱と不信を


生み出しています。

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