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日本人は普通の旅では連泊しないで、合宿や出張の時だけ~ [観光]

近頃の日本人って目的があると連泊しますが、ただ旅行というと

連泊しない傾向にあります。だから、ホテルも旅館、民宿も、食事

で元を取ろうとします。また、チェックインの時刻が夕食までという

宿が多く、鉄道であちこちまわっているお客を中心に考えています。

でも、車であちこちまわっているとどうしても、夜の9時ごろに

なるし、素泊まりや朝食だけのお客は歓迎されません。

外国人が、自由でかつ安いエアービーアンドビーを利用するのに、

国内で旅行代理店を利用して高い宿を選ぶ日本人を分析~






戦前は連泊する旅が普通


戦前の旅行記を読むと、熱海に一週間とか、日光に一ヶ月とか

今の感覚で言うとすごいお金持ち的な滞在をしているかな?と

思えます。でも、実際は旅好きの人たちが、ごく普通の料金で


何日も泊まって楽しんでいたり、治療目的でいる事が多かった

ようです。戦前から高度成長期の’70年代までは、連泊が普通

でした。理由は移動するのに、新幹線や国内線旅客機、高速道路


がなく特急で一日がかりで現地につくことが多く、じゃあ最低でも

2~3日は泊りましょう的な風潮がありました。今思うと、古きよき

時代で、ホテルや旅館も2~3日から1週間の滞在で充分採算が取れて


いました。


戦後、一泊でおいしい食事スタイルになった


それが、各種交通機関の発達により、日帰り出張や一晩泊まりの旅が

普通になってしまい、有名景勝地や地方都市のホテル・旅館はみんな

採算がとれなくなりました。高度成長期以降、サービスの内容を変え



たり料金をあげたり経営努力をした宿泊施設だけが生き残り、連泊

できた有名旅館は軒並み消えていきました~今、国民宿舎的な旅館

に行くと、低賃金で働いている仲居さんや年寄りの運転手さん、


入れ歯や口の臭い支配人しかいなくて、トイレは蜘蛛の巣が張って

いて、お風呂場も掃除した後がありません。こんな旅館も、かつて

は、家族連れでひしめいていた歴史がありました。






エアビーは安いが、ルールが厳しい


エアビーアンドビーって、主に外国人向けに自分の家の部屋などを

連泊向けに安く貸し出すシステムです。普通の不動産屋に仲介を

頼むとかなり取られるので、それでエアビーの介入余地がある


訳ですが、外国人がたむろしていると変な雰囲気になり、当然

通報されます。それで、各地で反エアビー的な条例ができて、

それでも潜りでやっている業者がかなり儲けています。


私自身、エアビーから勧められて、少しシミュレーションして

儲かるかトラブルに遭うか、試算してみたのですが~儲けて

いる業者が多い地域(京都など)は外国人のトラブルも多く、



どんどん条例が厳しくなって結果的に違法業者として、取締り

に遭う確率も高いと言う感じでした。逆に、これからエアビー

が流行りそうな場所は、まだ何も条例がなく外国人は歓迎的な


地域でした。例のアパホテルなど、政治性が高い国からのゲスト

はお断りみたいにできればいいですが、その線引きも業者として

いろいろ試されるらしく、最初から特定の国からのゲストを断る


と登録抹消らしいです。

日本人は高いけど、あらかじめ決まっている旅を好む


日本人自身は、エアビーのホストもゲストも未経験の方が多く

気ままな一人旅と洒落てみても、意外と有名ホテルやブランド

志向で、モーテルやインに泊まろうというタイプは少ないです。


だいたい、列車やホテルで強盗に遭う確率は、日本国内では

極端に低いですが、海外に出れば、いまだに山賊や海賊みたい

な業者だらけの地域が多く、昔はアメリカ人、今は日本人や



中国人がターゲットになり、誘拐や強盗の被害にあっています。

よく抵抗しなければいいという考え方もありますが、これも

日本国内に限っての話で、海外では犯人がその場で逆に殺され


ゲストが過剰防衛で裁判にかけられるケースも多いです。

アジアも東南アジアより西の地域に行く場合、必ず情報収集して

外国人のいない地域を旅する場合、安全ではないケースをよく


調べて行くのが利口です。アフガニスタンに新婚旅行に行って、

遺体で戻ってきた広島の中学校の先生の夫婦がいましたが、今まで

は安全に行ってこれたから、今回も大丈夫と油断したまま渡航との


記録が残っています。

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