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中国製は安いが品質にバラつき、日本製は高いが高品質、選ぶならどっち? [品質]

人件費は、まだ中国の方が少し安いですが、そんなに差はないという分析~

私がこの手の比較記事に対して、いつも思う事ですが、あれだけ政府が国民

を監視して報道の自由がない国と、国民が政府や役所に言いたい放題の国では

おのずと生産性にも差が出てきます。

勿論、中国の国際競争力は否定できませんから、日本製品のコストと品質の

バランスも偏っているという指摘は理解できます。








中国の国際競争力はある!


中国が「世界の工場」となり、国内・国際問わずメイドインチャイナ

製品が溢れてきました~安かろう、悪かろうのフレーズも昔は日本製、

今は中国製の代名詞になりました。


でも、普通は人件費があがるにつれて、値段も上がっていきます。

中国製品の値段が低いままなのは、品質も低いままでかつ投資して

回収する速度が速いために、余計なコストの上乗せ分がないためです。


日本の生産、流通システムは、原価が100円のモノが途中でいろいろ

なコストがかかり結果的に5~10倍の値段がつけられている商品が多い

です。


ところが、中国製品は工場出荷時に余計なコストがないため、日本の

半額以下で輸出されています。日本では見向きもされないようなB級品

やセコンドハンドの商品が、世界中にあふれて儲かっています。




コストを下げて、投資を拡大


コストを下げる方を優先すると、どうしても安かろう悪かろうに

行きつきます。でも、シェアの拡大という意味では、正しい方向

で、デパートがスーパーに破れ、そのスーパーもコンビニに敗れ


そのコンビニもネット通販に徐々に食われている時代です。

ヨーロッパ製の高級品がアメリカ製の大衆好みの商品に敗れ、

その車やTVなどが日本製品に押され、その一部が今、中国や


韓国製に代わっているのは、コスト重視が国際競争力の基本

であることです。さらに、そういう企業グループに対して、

国際的な投資グループが積極的に資金を運用します。



ウィンウィンの関係になるように、お金は世界を回っていきます

から、日本の金融業界が世界的に見ると、かなり遅れているように

見えます。






日本製品の品質・コストともに高い


日本製の物は、壊れないし長持ちするのはいいのですけど、高いイメージ

があります。結果的に、アメリカやヨーロッパでは売れるけど、貧しい

発展途上国では買うのは富裕層だけです。


じゃあ、他の人たちはどうやって手に入れるかと言えば、中古品を日本の

内外から盗んで使う訳です。国際窃盗団が、日本で荒稼ぎして捕まっても、

死刑にはならないし出所して出てくるときには、母国で豊かなくらしが


待っているので、いろんな国から日本やアメリカ、ヨーロッパに盗みに

きます。これが、中国製品だと中古品などゴミですから、誰も盗みません。



どうでもイイ物も長持ち


国際競争力をつけるために、品質を少し落とす方が結果的に儲かり、

投資の拡大につながることを中国企業は積極的にやっています。

でも、生活日用品やTVなどまではいいですが、車や航空機、新幹線


などの安全重視の業界や、道路やトンネル、橋、ダムなどのインフラ

業界では、品質や耐用年数重視ですので、これなどは日本の技術や

品質が生きてくる分野です。


国際競争力=コストか?シェア=品質か?このテーマは、21世紀の

企業がどう儲けるかの基本スタンスになる重要な問題で、経済雑誌が

常に取り上げている問題です。

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タグ:品質 投資
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