相続時に知りたいこと~相続税、固定資産税、土地の評価、換金価値など [相続]
親が亡くなると、「相続」が開始されます。
また、子供がいない方が亡くなると、複雑な相続になります。
私も法律を学んだ輩ですが、結果的にいくつかの複雑な法律関係に遭遇しました。
普通、葬儀の後に兄弟・親族が集まって四十九日や新盆までに、相続の話し合いを持ちます。
特に、土地資産や金融資産を持った親が亡くなると、一悶着起こります。
まず、誰かがお亡くなりになります。
そうすると、医師の死亡診断書(遺体検案書)が出されます。
この時点で自宅でも病院でも、お医者さんが診ることにより死亡が確定します。
但し、今問題になっている孤独死の場合、最初近所の人や親戚の方の通報があります。
そうすると、救急車ではなくパトカーが来ます。
そして、検視の後、病死であることが確認できると、遺体を引き取ります。
じゃ、病死でなく事故死の場合や犯罪がらみの場合は?
遺体は解剖され、死因の特定と事件性の関連、さらに起訴すべきか決定されます。
近頃、明らかに病死以外は、必ず事件を疑って問題なしの判断がされています。
さらに、心臓麻痺や溺死の場合など生き返ることもあり、二十四時間は遺体を保管します。
臨終の宣言の後、北枕で安置して弔問客をさばきながら、葬儀の打ち合わせをします。
この時に喪主を決定しますが、この葬儀責任者が後々の相続の中心人物になります。
喪主が決定したら、葬儀会場や火葬、埋葬の段取りを整えます。
また、葬儀の組合(隣組)で葬儀の役を決めたり、菩提寺の住職の都合、葬儀社を決めます。
ここで、喪主が都会に出ていたら、地元や近所の人が中心に動くときもあります。
そして、葬儀が一通り終えてから、喪主は四十九日や新盆、一周忌などの法要も・・・
全て責任を持ちますし、地元や親戚との付き合いも継続します。
相続の一番最初に来るのが、この祭祀責任でこれを避けたり、省略すると非常識であるとされます。
さて、亡くなってから2~3か月以内に、いろんな手続きが始まります。
死亡したことが証明できる書類を持って、またコピーして、あちこち役所や金融機関で手続きです。
問題は銀行預金など、本人死亡の後の相続のごたごたが起こりやすいので、一時的に封鎖です。
そのために、その前に一時的に下ろして置くようになりました。
葬儀費用(200万円程度)や諸経費(旅費やお布施など)、落ち着くまでの処理費用~
家族がバラバラの時や親戚が遠い時など、いろんな出費や手間がかさみます。
また、片づけながら喪主や兄弟は、財産目録や債務整理に入ります。
普通、借金が多い時は相続放棄が普通で、逆に金融資産や土地資産が多いと~
骨肉の争いに発展し、関係のない遠い親戚までやってきます。
だいたい、弁護士さんが同席して遺言を発表する時は、税理士さんもいて相続税も払います。
そこまでいかなくても、土地や有価証券、貴金属や外車など換金価値の高いものが残されると~
誰かしら、目を爛々と輝やかせて気持ちわるい展開になります。
その時、喪主は落ち着いて、一族の中心で公平に処理に当たれればいいですが・・
現実には、兄弟喧嘩したり、疎遠になったり、卑屈になったり、独り占めしたりが多いです。
私も経験して初めてわかったことですが、夜眠れないことが何回かありました。
まず、親の乗っていた車の処分、使っていた農機具の処分、持っていた書籍の処分でした。
それから、大量の雑誌や反古の片づけの後、いたんだ建物のリフォームのあとに・・・
土地の境界の確認や相続のための親戚廻りなど、あっという間の4年間でした。
意外なのは、親戚も同じころ亡くなって、結局従兄弟同士での話し合いになったことです。
土地?お金?別のやり方?って、お互いが確認しあい、農家なら土地です。
サラリーマンならお金で、子供がいなければ墓地やかたづけでいいと言われました。
要は、喪主に一任するという口約束から始まり、具体的にどこの土地を〇筆相続するという形~
代わりに×××万を土地の代わりに受け取るという形、そして老後の世話や死後の用意をするという形。
できる範囲でいいって言われても、代々なんらかしらの形できちんとやってきています。
(実を言うとお恥ずかしい話ですが、亡くなった親は中途な処理のままでした・・・
それで、私の代に二代分の相続が行われる予定です。代襲相続とも言います。)
普通、年老いた親が両方亡くなり、宅地や墓地の管理問題が発生します。
できたら、介護問題が発生した時点で、家のリフォームや今後誰がいつまで住むかも・・・
よく家族で話し合って、空き家になってからでない対応がよいと思います。
年寄だけ住んでいるおうちって、あちこちガタがきてかついろんなモノが置いてある場合~
その息子や娘が手をつけられないケースが多く、私の田舎の自宅も古い農家屋敷のままでした。
これを断熱外壁、太陽光パネル完備の民宿風屋敷に変えるために、10年くらいかけて・・・
その間にいろんな問題もクリアーしつつ、相続税や固定資産税問題もからめての対応します。
この地籍調査って、平日に地元の地主さん集めて、ワイガヤで進めました。
測量会社や役場の人が音頭取りで、地主さん2~3人と立ち会いの近所の人で1チームです。
私も参加して初めて理解できたのが、自分で自分の土地をどのように持っているかです。
子供ころ、あそこの畑とこっちの田んぼはうちの、この細い道より向こうはよその家のモノ~
って教わりますが、現実にはこの道がずれていて、本当はここがアカ道(地図上の道路)・・・
なんてことよくあります。
便宜上、通りやすいところを道にしてしまうので、境界線とアカ道がずれているのを・・・
地主さん同士で確認しあい、杭を打つ作業をしました。
そして、この地籍調査で確認できた境界をあと再測量するような事態起きた場合~
そう、様子の知らない新しい地主(相続や売買で)さんは、地籍調査の前に途方にくれます。
「あれ、あなたのうちのお爺さんはこれでいいって言ったよ」「えっ、聞いていなよ!」
「じゃ、うちに帰ってお婆さんに聞いてみなよ。」「わかんないかも~」
土地争いって、必ず変な主張をする人たちがいます。
そういう人が起こした裁判の判例を読むと、本当に下らないです。
また、子供がいない方が亡くなると、複雑な相続になります。
私も法律を学んだ輩ですが、結果的にいくつかの複雑な法律関係に遭遇しました。
普通、葬儀の後に兄弟・親族が集まって四十九日や新盆までに、相続の話し合いを持ちます。
特に、土地資産や金融資産を持った親が亡くなると、一悶着起こります。
臨終の時点での、葬儀責任者は重要
まず、誰かがお亡くなりになります。
そうすると、医師の死亡診断書(遺体検案書)が出されます。
この時点で自宅でも病院でも、お医者さんが診ることにより死亡が確定します。
但し、今問題になっている孤独死の場合、最初近所の人や親戚の方の通報があります。
そうすると、救急車ではなくパトカーが来ます。
そして、検視の後、病死であることが確認できると、遺体を引き取ります。
じゃ、病死でなく事故死の場合や犯罪がらみの場合は?
遺体は解剖され、死因の特定と事件性の関連、さらに起訴すべきか決定されます。
近頃、明らかに病死以外は、必ず事件を疑って問題なしの判断がされています。
さらに、心臓麻痺や溺死の場合など生き返ることもあり、二十四時間は遺体を保管します。
臨終の宣言の後、北枕で安置して弔問客をさばきながら、葬儀の打ち合わせをします。
この時に喪主を決定しますが、この葬儀責任者が後々の相続の中心人物になります。
喪主が決定したら、葬儀会場や火葬、埋葬の段取りを整えます。
また、葬儀の組合(隣組)で葬儀の役を決めたり、菩提寺の住職の都合、葬儀社を決めます。
ここで、喪主が都会に出ていたら、地元や近所の人が中心に動くときもあります。
そして、葬儀が一通り終えてから、喪主は四十九日や新盆、一周忌などの法要も・・・
全て責任を持ちますし、地元や親戚との付き合いも継続します。
相続の一番最初に来るのが、この祭祀責任でこれを避けたり、省略すると非常識であるとされます。
財産目録と片づけ
さて、亡くなってから2~3か月以内に、いろんな手続きが始まります。
死亡したことが証明できる書類を持って、またコピーして、あちこち役所や金融機関で手続きです。
問題は銀行預金など、本人死亡の後の相続のごたごたが起こりやすいので、一時的に封鎖です。
そのために、その前に一時的に下ろして置くようになりました。
葬儀費用(200万円程度)や諸経費(旅費やお布施など)、落ち着くまでの処理費用~
家族がバラバラの時や親戚が遠い時など、いろんな出費や手間がかさみます。
また、片づけながら喪主や兄弟は、財産目録や債務整理に入ります。
普通、借金が多い時は相続放棄が普通で、逆に金融資産や土地資産が多いと~
骨肉の争いに発展し、関係のない遠い親戚までやってきます。
だいたい、弁護士さんが同席して遺言を発表する時は、税理士さんもいて相続税も払います。
そこまでいかなくても、土地や有価証券、貴金属や外車など換金価値の高いものが残されると~
誰かしら、目を爛々と輝やかせて気持ちわるい展開になります。
その時、喪主は落ち着いて、一族の中心で公平に処理に当たれればいいですが・・
現実には、兄弟喧嘩したり、疎遠になったり、卑屈になったり、独り占めしたりが多いです。
私も経験して初めてわかったことですが、夜眠れないことが何回かありました。
まず、親の乗っていた車の処分、使っていた農機具の処分、持っていた書籍の処分でした。
それから、大量の雑誌や反古の片づけの後、いたんだ建物のリフォームのあとに・・・
土地の境界の確認や相続のための親戚廻りなど、あっという間の4年間でした。
意外なのは、親戚も同じころ亡くなって、結局従兄弟同士での話し合いになったことです。
土地?お金?別のやり方?って、お互いが確認しあい、農家なら土地です。
サラリーマンならお金で、子供がいなければ墓地やかたづけでいいと言われました。
要は、喪主に一任するという口約束から始まり、具体的にどこの土地を〇筆相続するという形~
代わりに×××万を土地の代わりに受け取るという形、そして老後の世話や死後の用意をするという形。
できる範囲でいいって言われても、代々なんらかしらの形できちんとやってきています。
(実を言うとお恥ずかしい話ですが、亡くなった親は中途な処理のままでした・・・
それで、私の代に二代分の相続が行われる予定です。代襲相続とも言います。)
リフォームも、年寄りのことを考えて
普通、年老いた親が両方亡くなり、宅地や墓地の管理問題が発生します。
できたら、介護問題が発生した時点で、家のリフォームや今後誰がいつまで住むかも・・・
よく家族で話し合って、空き家になってからでない対応がよいと思います。
年寄だけ住んでいるおうちって、あちこちガタがきてかついろんなモノが置いてある場合~
その息子や娘が手をつけられないケースが多く、私の田舎の自宅も古い農家屋敷のままでした。
これを断熱外壁、太陽光パネル完備の民宿風屋敷に変えるために、10年くらいかけて・・・
その間にいろんな問題もクリアーしつつ、相続税や固定資産税問題もからめての対応します。
地籍調査(平成の検地)を終えて、地主としての自覚
この地籍調査って、平日に地元の地主さん集めて、ワイガヤで進めました。
測量会社や役場の人が音頭取りで、地主さん2~3人と立ち会いの近所の人で1チームです。
私も参加して初めて理解できたのが、自分で自分の土地をどのように持っているかです。
子供ころ、あそこの畑とこっちの田んぼはうちの、この細い道より向こうはよその家のモノ~
って教わりますが、現実にはこの道がずれていて、本当はここがアカ道(地図上の道路)・・・
なんてことよくあります。
便宜上、通りやすいところを道にしてしまうので、境界線とアカ道がずれているのを・・・
地主さん同士で確認しあい、杭を打つ作業をしました。
そして、この地籍調査で確認できた境界をあと再測量するような事態起きた場合~
そう、様子の知らない新しい地主(相続や売買で)さんは、地籍調査の前に途方にくれます。
「あれ、あなたのうちのお爺さんはこれでいいって言ったよ」「えっ、聞いていなよ!」
「じゃ、うちに帰ってお婆さんに聞いてみなよ。」「わかんないかも~」
土地争いって、必ず変な主張をする人たちがいます。
そういう人が起こした裁判の判例を読むと、本当に下らないです。
タグ:相続 地主 葬儀
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