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天皇、将軍ともに、歴史上は世襲だが、親子関係は少ない [世襲]

皇室のあり方、常に話題になっています。

理想を言えば、男の子が代々生まれて、末永く行けばいいのですが・・・

現実には女の子が多く、じゃ女性の天皇でいいじゃないか、イギリスみたいに~

ところが、やはり男性の方がいいという声多し。

イギリスでは、かつてエリザベス女王とサッチャー首相という組み合わせがありました。






どの国でも、男の王様が代々続かない


いろんな国の王朝や王政を調べてみると~

大陸の周辺(中国やインド、ロシア)では、きれいな形での王政は続いていません。

統一王朝と分裂国家が交互に来て、さらに異民族の侵入などで、何代も続くことはまれです。



それは東南アジアや中東、ヨーロッパなどの半島国家もおなじです。

2~300年くらい続いた後に、戦争や混乱が起きて他の地域から異民族が来たり~

より力を持った近くの大国に占領されました。


だから、日本の天皇制がかなり長く続いているのは、島国ゆえの事実です。

が、ずっと同じ系統で続いていると思うのは誤解です。

日本も天皇制は続いているが、絶えず途切れている


日本の天皇制は立憲君主制で、実質権力は持っていません。

それに、大正天皇までは皇后および女官がすべて藤原氏系の女性でした。

つまり、苗字はちがっていても、血は同じでした。


公家同士で近親婚を何世代も続けた結果、天皇が代々続くと・・・

結果として、3~4代め以降病弱の赤ちゃんばかり生まれて、成人する親王、内親王がわずかでした。

江戸時代、庶民は貧乏人の子だくさんだけど、食べていけないので間引きの負の歴史があります。


皇族や公家は、逆に肉体労働から遠ざかっている生活のために・・・

いくら子供ができても、死産だったり幼児のうちに亡くなる皇子や皇女が多かったです。

むしろ、身分の低い公家の方が、兄弟すべて成人みたいなことが多く~


結果として、他の跡継ぎがいない公家に養子で入ったり、遠縁で天皇になることがあります。

西園寺公望元総理も、血筋的には東山天皇の孫の孫にあたります。






偉くなると遺伝子的には、弱くなる


繰り返しますが、江戸時代や明治時代の皇族って、成人したのは一握りで~

光格天皇は東山天皇のひ孫ですし、その子は一人しか成人なくて仁孝天皇です。

仁孝天皇の子供は、孝明天皇だけで、その子が明治天皇かどうかはさておき・・・



明治天皇は、当時の明治維新の最中で、強く聡明なイメージが必要でした。

孝明天皇の子供と明治天皇の肖像が一致しないのは、いま史実として存在します。

そして、その子供は大正天皇ただ一人、しかしその大正天皇の子供は四人、やれやれです。


昭和天皇は兄弟が多くかつ、みんな成人しています。

これで、皇室も安泰ですが、今上天皇にも兄弟がおられます。

そして、皇太子にも兄弟がおられます。


皇太子妃を、藤原氏以外から選ぶことはそれなりにメリット、デメリットがあります。

メリットは、生物学的な優位性(近親婚や運動不足、世間知らずを避ける)があります。

ですがデメリットは、文化や儀式的に不利(日本人としてや上流階級の素養)です。


美智子さまや紀子さまは、かなり優秀な方で新しい皇室を築いたワケです。

が、雅子さまは日本の皇室の生活についていけなかったのは明らかです。


大統領制は選挙で、新しい国王は革命で


アメリカも少しずつ、成熟した社会になりつつあります。

結果として、ケネディ家から大統領や長官、大使が輩出されています。

ブッシュ家も親子で大統領、弟さんが今度大統領選にでます。


アメリカみたいな民主主義の本場でも、選挙で選ぶとはいえ結果的に親子で大統領が可能です。

日本やイギリスでは、親子で首相は可能ですし、兄弟で大臣やることも可能です。

若い国ほど、下剋上というか貧しい階級出身で、周りの豊かな階級を押さえてトップに立ちます。


北朝鮮の金王朝は、今大変な時期を迎えています。

革命当時の側近はほぼ全員粛清、本当に信用できる側近のみの恐怖政治~

日本の天皇制と比べようがないくらい、徹底した独裁制の国家です。


王様が何事もなく、代々続くって考えてみると、かなり特別なことなのわかります。

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