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エボラ対策~新ワクチンは、「ブリンシドフォビル」や「アビガン」を超えるか? [ウイルス]

エボラ出血熱の治療薬・・・新ワクチンの開発へ~

日本の東大医科学研究所や、米国のウィスコンシン大などの

研究チームが成功しました。

これが、本物で実用化されたら・・・ノーベル賞級の結果ですが?

また、中国などにパクられる可能性もあり、いやはや大変な情報です。








どんな感じ?



東大医科研の河岡義裕教授らの研究チームによりますと・・・

エボラウイルスが増殖するのに、必要なたんぱく質を欠損させた変異ウイルスを作成。

このウイルスは、エボラウイルスが持つほぼ全てのたんぱく質を含むため~




従来のワクチンより高い効果が期待できる一方で、

特殊な人工細胞を使わないと増殖できないため、安全性も高いとのこと。

病原性をなくした「不活化ワクチン」の開発は、これが初めてで~

グループでは、安全性の高いワクチンの実用化につながるとしています。




河岡義裕教授について・・・



この方は、日本では東大、アメリカではウィスコンシン大学で研究しています。

そして、去年・・・その研究結果より、いろんな非難を受けたことがありました。

H1N1型インフルエンザ(豚インフルエンザ)ウイルスを、意図的に改変する研究。




世界中のウイルス学者が、反対を唱え、その危険性を指摘しました。

でも、本人はケロっとして、人命を救うことにつながるし、安全性についても・・・

実験施設は、二重ドアや空気が外部に漏れない仕組みを備えるなど~



バイオセーフティレベル3(BSL-3)の基準を満たしているし・・・

経験豊富な科学者たちによる適切な管理下にあるため、

「ウイルスが外部に流出するリスクは、ほぼゼロに近い」と強調しています。

参考までに、東大の医科研のHPです。








ハイリスク、ハイリターン



結果的には、うまく行きつつあるわけですが・・・

この辺が、去年のSTAP細胞の小保方博士のスキャンダルと、

どうしても比べたくなります。

科学技術の発展と、世間の評価って、どちらも大事だなって思います。



また、原子力技術や東京電力に対して、世間が冷たい評価を与えるのも・・・

その自由な情報や議論を封印して、一方的に「原子力は、正しく安全」

というメッセージだけ~なので、みんなが怒りだしている訳です。




この21世紀は、専門家が何かどえらい事をしでかしても、その段階で・・・

きちんと、誰にもわかる説明がなされていれば、別に騒ぎにならないでしょう。

逆に、仮説や実証、考察や検証もなしに、突然大発見や大事故が起きたら~




その当事者は、マッドサイエンティストやクレイジーな技術者の評価が下されます。

河岡教授も’14年には、マッドサイエンティストとして非難されたのに・・・

今年は、スゴイことになるって、まるっきり逆の評価がされています。




ロベルトコッホ賞の受賞者・・・



そして、ロベルトコッホ賞の受賞者に、河岡教授(’06)と山中教授(’08)

がいらっしゃいます。現在、ドイツ連邦共和国の学問の賞の中で、最も高額

かつ名声の高い賞です。



医学研究のなかで、主に微生物学・免疫学分野における優れた業績に

対して与えられます。

ノーベル賞は知っていたけど・・・これは、知らなかったです。



日本人って、国内で評価される人より、海外で知られている人の方が

スゴイ~って、いつも思います。もっと、いろんな事を新聞やTV、

ネットで知らないと、危うく知らずに過ごす所でした・・・

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